【最新住宅ニュース】今の家を誰が相続するか決まっていない約半数 2018年8月20日

こんにちは、さつま建設です。
お盆休み、みなさんはいかがお過ごしでしたか?
実家へ帰省された方は、久しぶりに親族で集まって話が盛り上がったことでしょう。
そんな中、親世帯の高齢化やこの先の相続の不安など意識されたした方もいらっしゃったのではないでしょうか。
今月の8月1回目住宅ニュースは旭化成ホームズ(株)のくらしノベーション研究所が行ったアンケート調査についてご紹介します。
実家の家を今後どうするか、相続についてのニュースを通してあらためて考えてみたいと思います。
「実家の相続に関する意識調査」ということでインターネットによる集計を旭化成ホームズ(株)のくらしノベーション研究所が行いました。
※調査期間は2018年7月24日(火)〜26日(木)、対象は親世帯(50〜70代の男女)600人、子世帯(30〜60代の男女)1,600人。
親世帯の54.7%は「今の家を誰が相続するか決まっていない」、70代以上でも51.0%の方が決まっていないという驚きの回答です。
総合的にみて、誰に相続するかまでは決めていない人が過半数という結果となりました。
また、「今の家がいくらで売れるか知っている」と回答した親世帯は35.8%で、70代以上でも45.5%と過半数に満たない結果でした。
漠然と「住まなくなったら売れると考えている」という回答は親世帯は71.7%にのぼり、このデータから刻々と変化する売却価格変化の現状を把握している方は少ない状況がみてとれますね。
なかなか将来のことを決めるって難しいですよね。
しかし、住まなくなってから売るとなると、その時の景気や地価など状況が今とは劇的に変化しているかもしれません。
そのほかのアンケート結果では、「今後、今の家の将来について子どもと話したい」と前向きな検討を回答した親世帯は71.2%もありました。
しかし、実際に「今の家の将来について子どもと話した」と回答したのは42.5%にとどまり、話し合った事はあっても、具体的に誰に相続するかを決めていない人が過半数存在しているという実態でした。
一方で、子世帯側は63.2%もの方が「今後、実家について親や兄弟と話したい」と回答し、実際に話したと回答した子世帯は61.8%と、親世帯以上に実家への関心の高まりがみてとれますね。
実家が遠方にある方、近所でもなかなか忙しくて帰れないという方、また、たまの帰省したときは、そういった家の相続についての話題をあげるのもいいかもしれませんね。

